初個展のチカラ

こないだの日曜日は番頭や子どもたちは別に予定があったので、一人でお茶もかねて、のんびり街に歩いて出て行った。

おでかけのメインは、非常勤講師で行っている京都造形大の受け持ちゼミの学生の個展を覗きに。

彼女は絞りを主体として天然染料を使う手法で作品を作るらしい。ゼミの講義でも、よく天然染料の染色方法に関する鋭い質問がくる。こっちも生半可な答えができないので、なかなか緊張ものだ。

その子が初個展をする、というので行ってきた。

多くはないけど、いくつか作品が並んでた。

こんな感じ。

元気だなぁ!ってのがファーストインプレッション。
いや、別にうがった気持で言ってるんじゃないよ。

まず、彼女の好みはかなりはっきりしてるみたい。これはとても大切なことだよね。モノヅクリするのに。

それと、あえて言うと、それほど成熟していない技術と手法をふんだんに使って、偶然が堆積していくさまをそのまま見せてる感じ。
そこに元気良さがすごい感じられました。

ボクのつたない言葉で表現するならば、
「荒削り」
でしょうか。

なんか、見てて、どんどんにやにやしていく自分に気づいたんだわ。あぁ、これ、初個展だからこそ見れる作品なんだろうな、って。

何年も、何十年も作品を作っていくと、偶然の必然的規則がある程度わかるようになってくる。たぶん経験則として。

そうすると、先もわからずすべてを偶然にゆだねてしまうことがこっぱずかしくって出来なくなるんだよな。たぶん。
なんか、その行動を「無責任な制作態度」みたいに感じちゃったりするんだろうな。たぶん。

そうやって、小芝居のきいた(小芝居自体は決して悪いことじゃないと思うけど)プロダクトが出来上がってくる。

今、彼女の作品に、小芝居はありませんでした。

買うか!?
と聞かれると、
「買いません。すみません。」
ですが、
とっても小気味良い時を過ごすことができました。

これは間違いなく彼女の作品がつくりあげた時間だ。

なんかね、ジェフ・ベックのファーストアルバム聴いてる感じだった。
トゥルース、荒いよね!いいよね!

って、ベックと比べるのは褒め過ぎだな(笑)。

ボクはそもそも芸術に関する基本的素養が全くないので、個展の構成がどうとか、作品の意義とか、芸術的視点から見た完成度とか、そういったことは全くわからんが、元気いいな、ってのはすごいよくわかった。うん。

たぶん、ほかの学生さんもどんどん初個展とかしていくんだろうな。作家の卵さんの初個展、おもしろいです。どんどんいこっと。

プラス、個展の場数を踏むうちにどう変わっていくのかもすごく楽しみだよね。

いやぁ、よかった。非常勤講師してて。

高橋さん、ありがとうございました!
また次の個展も是非呼んでね♪

手染メ屋http://www.tezomeya.com/

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