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「京都造形芸大手染部」展!

「京都造形芸大手染部」展を開催中!!
7月11日(月)~23日(土)まで

店主が非常勤で御付き合いさせてもらってる京都造形芸術大学で今年から新たに3回生のゼミを受け持つ事になった。

学校側からは、半年の期間であれば何をやってもらってもいい、というとっても楽しくも責任重大なオファー。さぁ、どうしようかな、と考えた末に決めたお題目は

「草木染めで食っていく方法」

でした。

不肖ワタクシメが9年この仕事をやってお粗末ながら、モノづくりをして販売していく上で一つだけ確信しているとても重要なことがある。

それは、「自分が好きなモノ、欲しいモノを作る」こと。

何を当たり前のことを、と言われそうだが、
企画してる時はこのこと以外は考えない方がいい、
というくらい大事なことだ、と自分では思う。

ぼくは、草木染めが好きでツェッペリンが好きでオールマンブラザーズバンドが好きでザバンドが好きでエリッククラプトンが好きでハリーハウゼンの特撮が好きでブライアンデパルマが好きで西川美和が好きでポールニューマンが好きで宮崎駿が好きでガンダムが好きで押井守が好きでシャガールが好きでマークロスコが好きでモネの睡蓮シリーズが好きで自転車が好きで吉野家の牛丼が・・・・・・

っていう風に好きなモノがいくつもある。みんなもそうだ。全ての人間の頭の中には、たくさんの好きなモノで構成されたとても大切な一つの複合体があるはず。これに正直にモノづくりをすると、そのアウトプットにはその人の好きなモノのフレイバーが必ず入ってるわけ。で、例えばぼくの好きなモノ一つ一つはさっき言ったように全然変わったものじゃないからほかにも好きになってる人はいるわけで、そのアウトプットを見ると他人の心が揺れる可能性が必ずある。

そういう人を探して買ってもらえばいい。

簡単に言うとそういうこと。

そんな感じで草木染めの手法を使うっていうシバリだけは入れさせてもらって、そのシバリの中で学生たちにも好きなモノを作ってもらって、それを売ろう、というワークショップゼミだ。

半年でそんな簡単にできるのかよ、って話だけど、実際に売り上げ的に大成功しなくても、ぼくが大事に思ってることの意味合いが彼らに伝わるだけでもいいな、と思った次第でございます。

学生「先生、これって売れると思います?」
店主「違う違う!誰かに買ってもらうって考えるとだめなんだって!自分が好きか、欲しいと思うかどうかが一番大事なんだって!」

なんてやり取りをしながら、3か月かかって企画から制作・販促方法まで学生が全部自分で考えて作った作品がやっと出来上がった。

これがね、どれもかわいいものばかり。

なので、「京都造形芸大手染部」ってユニット名を勝手につけて、手染メ屋でも販売させてもらうことにした。

で、先週の11日から今週の23日(土)までの
期間限定で工房内で展示してます!

先週売れちゃってちょっと寂しくなってるけど
こんなカワユイブックカバーやTシャツやピアス、

手染メ屋よりきれいに染まってるトートバッグや
ウッドビーズのアクセ、

手漉き風和紙を草木染めした便箋や匂い袋、

優しい色目のお包み袋や雰囲気満点のレースアイテム、

ものすごい手間かかってるスカーフ、

とっても涼しそうなかぶりアイテム、

などなど、所狭しと工房shop内に展示されています。

是非是非お近くにお越しの際はお立ち寄りいただき、
未来の作家のタマゴたちの作品を一度お手に取って
ご覧くださいませ!!

当サイトのこちらでも紹介中。

手染メ屋https://www.tezomeya.com/

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