Going to 西脇

今日は西脇に出張してきた。

20年近く前、昔会社勤めだった頃は毎シーズン行っていた西脇。ここ、アパレル関係では有名な織物産地なんです。
今は中国をはじめ海外の安い賃加工商品に押されているけど、それでも頑張っておられる機屋(はたや)さんが良いものを作る産地に変わりは無し。

この秋冬に手染メ屋初のシャツを新作企画していて、そのオリジナルの生地をお願いしている「大城戸織布」さんにお邪魔した。

大城戸織布さんは、オリジナルの織物を少ない数量で、極端に言うと1mからでも注文を受けて作ってくれる、超少ロット対応の機屋さんだ。
ちょっと織物業界をかじったことある人ならわかると思うけど、織物を1mからオーダーで作ってくれるって、これはもう奇跡に近い。
そんなことをこともなげにしているのが大城戸さん。

で、ウチも細番手の高密度ローンをオリジナルで織ってもらってる。
これが今まさにウチの生地を織ってくれてる機です。

ジャカード機です。詳しい説明はまたシャツが出来たときにちゃんと説明するけど、普通ジャカードで平織の生地は織らない。でも、大城戸さんは小ロット対応で面白い織物を作るために、いろいろ工夫をしてこのジャカード機を使ってる。この機械だからこそ、いろいろできるんだって。普通に考えるジャカード機の使い方はせず、でもその性能をフルに利用して汎用機にカスタマイズしてるわけです。そのために数々の工夫をしてらっしゃる。素晴らしい。

かと思えばこんな機も動いてた。

これ、パンチカードってやつ。明治の昔から使われているジャカード機の一部です。ピンボケしててわかりにくいけど、空いてる穴が柄の情報になって経糸の上下動をコントロールしている。ウルトラマンの科学特捜隊の指令室でクルクル回って出てきた穴空いてるテープ覚えてませんか?原理的にはあれと同じ(ちょっと乱暴な説明ですが)。

これも、昔の機だからできることがあるとのこと。今の機械と昔の機械をちゃんとそれぞれに適した役割に当てて使ってる。素晴らしいです。

大城戸織布さんは今の大城戸祥暢さんで三代目。元々は某有名テキスタイル商社で売れっ子営業マンを10年されていたとのこと。だからかもなんだけど、話をしててもぐいぐい聞き手を引っ張っていく。いや、これは営業マンをされていたからじゃないな。大城戸さんがそういうヒトなんだな。

お邪魔してあっという間に三時間。アツいアツいお話をたくさん伺えた。

送っていただいた帰りの道中でも車の中でアツく語る大城戸さん。

本当に楽しい西脇訪問でした。大城戸さんありがとうございました。

作って頂く高密度のオーガニックローン、生地の風合いに負けないように良いシャツ作っていい色に染めますね。

今度はちゃんと飲みましょう!

 

 

で、番頭から電話がかかってて急きょワークショップを受けたとのことでそそくさと工房に帰った。
「早く戻ってきてね」って言われても、西脇から3時間かかるんだけど・・・。

工房に戻ると東京からお越しのオトコマエなIさんが五倍子染めの鉄媒染中。ウチのオガTを藤鼠色に染めておられた。

聞くとIさんなんと青梅市の有名な藍染工房「壺草苑(こそうえん)」さんの職人さんとのこと。どうりで爪が青いわけだ。

Tシャツを扱う所作も手馴れてて、さすが藍染め工房の職人さん。たぶん藍染めは店主よりお上手なんだろうと思います。

で、危なげなくとってもいい色に染まって、記念にパチリ。

とってもカワユイ藤鼠色の長袖ができましたとさ。Iさんお疲れ様でした。

さ、アタシも頑張って新作のシャツ早く仕上げよっと!
新作シャツ地と大城戸織布さんの紹介は新作シャツをアップした時にまたじっくり説明させて頂きますね。

大城戸織布
http://www.okd-weaver.jp/

藍染工房 壺草苑
http://www.kosoen-tennenai.com/

手染メ屋http://www.tezomeya.com/

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