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染めて綺麗、食べて美味しい貝紫ワークショップ

染めて綺麗、食べて美味しい貝紫ワークショップ

伝統色のワークショップ『染めて食べる貝紫』

日 時 2017年9月30日(土)
★染色: 13時スタート ~17時終了予定
★晩餐: 18時スタート ~21時終了予定
場 所 ★染色: 手染メ屋工房内 アクセスはこちら
★晩餐: うまいもんや いっしょう お店情報はこちら
費 用 ★染色: 4,000円(税別、染めアイテム別)
★晩餐: 7,000円(税込、アカニシ含む6品割烹コースと日本酒6種含む)
定 員 ★染色: 先着8名様 定員締切
★晩餐: 先着12名様 募集締切
お申込 お問合せフォーム
※項目から「tezomeyaのイベント教室」をお選びください
ご注意 染めたいアイテムをお持込頂けます。ただしお一人様1点30g未満です。
・ご希望の方は絹ストール(33cm×120cm、税別1,600円、17g)を実費お分けいたします。
・貝紫の作業はそれなりに臭いがあります。ご了承ください。
・染色だけ、晩餐だけのお申込みでも結構です。

不定期に開催しておりますtezomeyaのイベント『伝統色のワークショップ』、今回は貝紫です!
天然染料のワークショップとしてもおそらく珍しい部類に入る貝紫染めですが、今回はただ染めるだけではありません。なんと貝の解体から身を食するところまでやっちゃおう、というイベントです。

その昔ローマ時代には大変貴重だった貝による紫染め。ある種の貝の内臓の中にあるパープル腺を採取して日光を使いながら発色させる特殊な染色は、古代よりとても貴重な染色技法としてあまたの皇帝や女王、法王など高貴な身分のみが着用できる色でした。


絹ストール(今回実費でお分けできます)を染めました

わが国では文献でこそ残っていませんが佐賀県の吉野ケ里遺跡から貝紫による布裂が出土したり伊勢の海女さんが古来より貝紫で魔除けの印を染めて頭に巻いていたりと日本でもその魅惑の紫を染めた歴史がありました。

そして今回はただ貝紫で染めるだけではありません。2015年のワークショップに引き続き、今回も実際に生の貝から内臓を取り出す作業からしていただきます。紫を染める貝としては世界最大の貝がわが国にはあります。その名もアカニシ。これを大分県中津干潟の漁師さんから直接仕入れて生のまま解体するところから体験頂きます!
このアカニシ、実は普通に食べられます。というか、美味です。プリッとしまった身はコクのある味と芳醇な磯の香りを兼ね備えた貝肉で、染色後に捨てるにはもったいなすぎ。今回は染料としてのパープル腺を取るだけでなくそれ以外の貝肉も食べてしまおうという企画です。

 
アカニシ。一か所穴を開けるとスルッと貝肉が採れます。右の画像の黄緑色が染料部分です。

手染メ屋のご近所にある割烹「うまいもんやいっしょう」さんのご協力を得て、染料をとった身を全部お渡しして調理して頂き、夜はアカニシコースをかこみながら手染メ屋のスタッフも全員混ぜてもらい、皆さんと一緒に舌鼓を打ちたいと思っております。2015年に開催した際のお料理がもうどれも素晴らしく、個人的には染よりも晩餐のほうが楽しかったという印象が強いです(笑)。
晩餐ではアカニシばかりというわけではなく他にもいっしょうさんお得意の季節のお魚など採り交ぜていただきます。そしてそして大分から獲ったアカニシには大分のお酒ということで、大分の地酒をメインにしながらお皿に合った日本酒をいっしょうさんがチョイスしてくださいます。おそら5~6種類出ると思います。


2015年のイベントで戴いたアカニシの燻製オリーブオイル漬け。極めて美味でした

今回は染めアイテムの持込が可能です。綿、麻、絹などご自分のものをお持ち頂ければ結構です。ただしお一人1点、30g以下とさせて頂きます。手ぶらで来て頂いてももちろん結構です。当方で絹ストールを実費(税別1,600円)でお分けいたします。

そしてご存知の方はご存じ、正直申しまして貝紫の染め上がりはクサイです。染め上げたのちもしばらく屋外で放置して頂くのが良いかと思います。この貝紫、天然染料中最強の部類に入る色落ち難さですのでちょっとやそっと外に置いておいても色変わりはしませんのでご心配なく。ただし、何度も言いますがクサイですけど・・。

ということで、今回も先着順で募集します! 染色と晩餐は別々にお考え頂ければと思います。もちろん染色して一緒にお食事いただくのが本望ですが、染色だけでおかえりいただくもよし、臭い染色は今回避けて貝紫のお食事とお酒だけお楽しみいただくもよし。お申し込みの際は染色とお食事両方ご参加頂けるのか、どちらかのみのご参加なのかをご明記頂ければ幸いです。
染色体験は8名まで。そしてお料理は12名までが定員です。当方の知る限りでこんなキレイでオイシイワークショップは知りません。2015年に引き続いての手染メ屋とうまいもんやいっしょうさんとのコラボによる渾身の久方ぶりのイベント、是非皆様のご参加をお待ちいたしております!

 

https://www.tezomeya.com

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