tezomeya ブログ
訂正のお詫び ~イヌイットの言葉について
今日はお詫びのコラムですm(__)m
6月14日のコラムでイヌイットの呼び名についての
お願いをしたのですが、
あれは正しいお願いではありませんでした。
先日、ふとイヌイットのことが気になって調べていたら
アラスカの方ではエスキモーが自分達のことを
どうどうと「エスキモー」と言っていることを知ったのでした…。
どうも、極北アメリカの先住民達はかなりフクザツな
民族構成になっているらしく、単一民族のようには
一概に説明できないらしいです。
そのフクザツな中でも、おおざっぱに
アラスカ系の民族と北カナダ系の民族になるらしく、
両者は言葉も習慣もかなり違うようで
もちろんそれぞれ考え方も異なるそうです。
早い話、エスキモーと言われて怒るのは
北カナダ系先住民の人たちで、
アラスカ系の人たちは自然に
「アラスカ・エスキモー」
と、自分達のことを表現しているそうです。
そして先日当工房にいらしたジャンさんは
北カナダでも東に位置するケベックの方だったのでした…。
どうも、ボクのような早とちりを文部科学省もしているらしく、
指導要綱で「エスキモーを使うな!」と言っているようなのですが
北アメリカ先住民文化に詳しい方々から
総スカンをくらっているとのこと。
すみません、お恥ずかしい限りです…。
これは決してジャンさんが悪いのではありません。
当方の情報選択ミスによるものです。
だって、日本にいても簡単に分る程度の知識なんだもの…。
深く反省しておりますm(__)m。
というわけで、今更という感じもしますが
お願いの内容を変更させて頂きます。
北カナダ系先住民の方たちには
「エスキモー」という言葉では呼ばずに「イヌイット」という言葉を
使うように気をつけましょう。
また、アラスカ系先住民の方達には
「アラスカ・エスキモー」と言う言葉を使いましょう。
なんか、民俗学などではこの論争、
ちょっと前に一段落ついてた話題みたいで、
ホントすみませんでしたm(__)m。