tezomeya ブログ
きのこ散策
突然ですが、こないだキノコ散策に行ってきました。
長男の小学校主催で、近くの御所のキノコを観察しよう!
って言うイベント。親も参加OKだったので一緒にキノコ探しに。
案内役はキノコ先生(って呼ばれてた)。
小学校の先生ではなく、おそらく植物学関係の先生をお招きしてるんでしょう。
この方がもうムチャクチャすごい。
きのこって、ホント亜種みたいなのがたくさんあるらしくて、しかも
見た目だけではわからないものが結構あるんですって。
「これはツルタケって言うんですヨ。
ほら、この長い柄の部分がとっても綺麗で鶴の首みたいでしょ
(ホントに綺麗だった)
でもね、凄く良く似たきのこで、フクロツルタケっていうのがあるんだけど、
これは猛毒なんですよ!
(といってもうひとつの同じようなキノコを取り上げる)
この柄の部分にちょっとだけ、ほら、ささくれが見えるでしょ。
(全然わからない・・)
あ、わからないかなぁ・・・。
これはね、本当に見極めるのが難しいんです。
このフクロツルタケには肝臓の働きを麻痺させる毒が入っていて
一つ食べちゃうと大人でも2時間位で死んじゃうこともあるんですよね【^^】。
(子供たち、引きはじめる・・・)
だから、ツルタケだからといって、絶対に食べないようにね。
ちょっとかじっただけで、すぐ苦くてわかるけどね。
(といって少しかじる!!)
ほら、苦いんですよぉ【^^】。
(あ、いや、先生・・・、大丈夫ですか・・・)」
てなかんじ。
危うい知識も含めてホント面白かったです。
当たり前ですけど、専門家の話は楽しいですね。
このツルタケの話は正直かなり引いてた親子がおおかったけど、
イベント自体はすんごい楽しかったです。
でね、なんと染められそうなきのことかもあるんですヨ!!
写真がそれ。ちょっと画像みにくいかな。
>
これね、「イロカワリダケ」っていうんだけど、
キノコ割ると黄色なのが見る見るうちに濃い青に変わるんです!
一つめの画像が割ったすぐで、二つ目の画像がその十秒後位。
ね、断面が黄色から紺にかわってるでしょ。
これ、なんかに似てません?
そう、藍です!!
先生に聞いたら、この色は同定はできてないけどおそらく配糖体の一種だろう
とのこと、絶対インディゴの仲間ですヨ、これ!!
集めて還元発酵させたら染まります、絶対!
・・・なんて子供と一緒にコーフンしながら3時間御所を散策したのでした【^^】。
「そっか、キノコって森の掃除屋さんなんだね。
キノコが枯れた木や葉っぱを掃除してくれて、
それが土になって、また木が生えるんだね。
キノコがいないと森って育たないんだっ!」
なんて長男もワケシリ顔で語れるようになりました。
ほとんどキノコ先生の受け売りですけど(苦笑)。
いや、本当に有意義な散策でした。
キノコ先生ありがとう!