tezomeya ブログ
クラプトンさん、すみません
でしたm(__)m。
いや、火曜日に行って来たんです。
大阪城ホールに、クラプトン見に。
2001年のツアーの時以来です、クラプトン。
その後も何回か来てるんだけど行かなかったんですよ。
2001年のワールドツアーの事前のインタビューで
「ボクは家族を大事にしたいからもう大きなツアーをすることはないだろう・・」
みたいなコメントが載っちゃったもんだからクラプトン最後の日本公演っていう
ウワサが飛び交って、ボクもご多分にもれず5回目のクラプトン詣でをして
心の中で「エリック、さようなら(涙)」なんてセンチに城ホールで今生の別れをしたのに、
直ぐ2年後にフツーに来日しちゃって、「なんだよ、こいつも卑屈な芸人かよっ!けっ!」
って、二度とやつのライブは行かない、って決めてたんですけどね。
でも、今年はタダモノじゃないセットで来るんで、
「クラプトンはどーでもいいけど、デレクトラックスのスライドソロとドイルブラムホールのベキンベキンギターとスティーヴジョーダン&ウィリーウィークスのガッツガツにタイトなリズム隊を聴きに行くんだ!」
と、理由をこじつけてチケット買ったんですよ。
でも、
すうんげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ
かっこよかった、クラプトン。
くやしいくらいにグレイトでした。あのヒト。
明らかにまん中にいるヒトだった。
で、周りのバックも、
「ビッグネイムだしついてきたんだよ・・」
なんて消極的に引いてるんぢゃなかった。
デレクもドイルブラムホールもね、ホントはもっとカッコいいんですよ。
いや、カッコいいとこもあったけど、
のまれてました。クラプトンのオーラに。
もう、ね、最初の音から違う。クラプトンのソロは。
城ホールだったし席端っこだったし決して音響よくなかったけど、
PAの出来不出来を無視する濃厚な音圧のオーラでした。
超一流はすごい。
こんな当り前のこと、時々忘れちゃうじゃないですか。
ほら、CDとかで聴けるし、さんざいい話しばっかり耳にするし、
有名になりすぎで「ボクだけのアイツ」ぢゃないから、とーぜん。
「若い頃はもっとパワフルだったよな」
とか何とか言いながら嫉妬がましい批評と共に反体制ぶってみたりするじゃないですか。
ごめんなさい。
ボクもそうでした。
わけわかんないのにエラくもないのに一流でもないのに
超一流の悪口を言ってただけでした。
ごめんなさい。
エリックさん。
そしてありがとう。
ほんっとかっきょよかったよ、あんた。
ジーンズ姿がちょっと無理あったけど、
そんなん関係ないです。
若いギター二人も、彼のオーラにまとわれてそれだけでよかったんでしょう。
ドイルブラムホールなんかはある種の諦めっぽささえ感じられた、音に。
こんなにクラプトンのソロが際立って光ってたのは生でははじめて。
デレクアンドドミノズの「in concert」のソロ張りに存在感あった。
タダでさえ(ある意味)存在感だけが売りの彼のギターソロにそれはもう
過剰なまでの彩り具合でしたよ。
若手の一流が二人もいたからだな、多分。
なんかシリメツレツになってきた・・・。
とにかく、大スペクタクルな城ホールのひとときでした。
もしまた来たら必ず行くよ、うん。
で、やっぱデレクトラックスは彼だけのバンドでちゃんと見たいな、と
思った夜でもありました。
こないかな、デレク・・・。
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