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tezomeya日記

アワオドリとは

ちょっと前の話になるが、
たくさんいただいたお盆休みに徳島へ行って来た。

徳島・・・。そう、スタッフの阿部っちのホームグラウンドでございます。

そしてお盆に徳島といえば、その目的はただ一つ。

ア・ワ・オ・ド・リ

でございます。

8月5日(日)に手染メ屋シークレット宴会で披露してもらった
阿部っちの連(れん、阿波踊りチームのこと)に感動して、
ウチの実家のお盆参りも無視して8月12日から四国に渡ることになったのでございます。

阿部っち、手染メ屋では普通にオトコマエのただのバイト君だが、なんと
地元では構成員50人からなる連の長(オサ)。手染メ屋の店主なんかより
ずっと偉いんでございます。

で、徳島では“顔”の阿部っちにいろいろ段取りしてもらって
阿波踊り三昧な徳島ツアーだったんだけど、

阿波踊りって、スゴい。

12日から15日までの4日間、徳島市の繁華街の
主要道路が全て封鎖されて踊り場になっちゃうんですよ。
阿波踊りのために。

観客席がキッチリ作られた通称『桟敷』なんてもあれば
ちょっとしたステージみたいな場所もできるし、
それこそただの道路のままの所もたくさん。
で、数限りない連がいたるところで踊りまくってる。
街一つがフリーコンサート会場状態。

歴史があってとても完成度の高い連もあれば
大学生が宴会流れで作ってるような連もあって
レベルも種類もホント色々なんだけど、そういった阿波踊りニンゲン達が
あちこちで太鼓ドンドンならして笛や三味線かき鳴らしながら
チャンカチャンカチャンカチャンカ
って踊ってる。

言葉通りの“町じゅう大騒ぎ”。こんなわかりやすい
町じゅう大騒ぎってのは初めての体験だった。
祇園祭とは全然違う盛り上がり様。
比べる自体おかしいけどね。祭りの種類が全然違うから。

でね、これ、観てるよりやる方が断然たのしいの。

2日目は阿部っちの連「阿樂多」に図々しくもにわかで参加させて頂きまして
締め太鼓ってやつをお借りして同行させて頂いたんでございますが、

ホントおもろかった。

夕方4時過ぎに連で集まって、そこでひとしきり酒浴びて(笑)、
で、みんなで街に繰り出すわけ。
いたるところでドンガドンガチャンカチャンカできるわけ。

こんな感じ。

これは目抜き通りのアーケード商店街の中を踊りこんでる様子。
ねぇねぇ、アーケードで太鼓や楽器ドンドガ鳴らしたことある?
ないよねないよね。
すごいっすよ、気持ちいいっすよ。でそれにあわせて連の踊り子さんたちが
ノリノリになってくれるわけでして、

正直、ガクセイ時代に小遣い稼ぎ半分楽しみ半分でやってた
路上ライブよりも激しくブーストされた解放爽快感があるわけでして、

こりゃ、もう、やめられないな、と。

「踊る阿呆に観る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃソンソン」

っていうよく聞く掛け声、この真の意味が真空のエネルギーとなって
ガガーンと脳髄に染み込んでまいるわけでございます。

ソンソンとかいう、損得じゃないのよ。
そんなみみっちいコントラストで表現できる差じゃないわけ。
観るとヤるとでは。

でもね、それをあえて脳天気に「ソンソン」で
言い切ってしまう軽さがまた阿波踊りにあるわけで、
力の抜け具合がもう、また、心地よい。

ほんとにこりゃ、もう、やめられないな、と。

でね、悔しいこともあったりするわけ。

ものすごいたくさんの連があちこちでやってるわけで、
別の連とたまたま隣同士でドンガラになることも。
で、相手の連の鳴り物(太鼓や三味線や笛のこと)が
迫力あると、こっちの連がのまれちゃって踊れなくなる。
のれなくなる・・。

そうすると、すごすご別のあいてるところに移動して
もう一回最初からやり直し、みたいなこともあるわけ。

これ、くやっしいんですよぉ。

あれは果し合いだ。
で、この果し合いは、音と踊りが互いに繰り出された時点で
すぐに勝ち負けが決ってしまう。
とてもわかりやすく、そして其れ故に残酷なやりとり。

別に勝ち負け気にして踊るわけぢゃないんだけど、
他の連にのまれる、ってのは、こりゃくやしいですよ。
ニンゲンだもの。

アタシみたいにちょっとやらせてもらっただけの部外者でも
そう思うんだから、ずっと連をやってる阿波踊りニンゲンは
そりゃもうその心中イクバクナモノカと。

で、そうやって毎年切磋琢磨されては次の年のお盆にむけてまた
練習していくわけでやんすね。

すげぇ、阿波踊り。

で、ね、

手染メ屋も京都で連を作るぞ、と。

阿部っち他徳島の皆さんの「阿樂多」さんと一緒に
街に繰り出せる連を作るぞ、と。

心に決めたお盆だったのでございます。

その阿樂多さんたち。

5時から10時過ぎまであちこち踊りこんでクタクタニコニコな
連の人たちです。
あ、この中にアタシも仲間に入れてもらってます【^^】。

阿樂多さんの皆様、本当にありがとうございました。
とってもとてもスペクタクルな体験をさせていただきましたm(__)m。

来年は、京都からたくさんもっと人がいって、この写真が
倍くらいの阿波お踊りニンゲンでぐしゃぐしゃになってる
ように、がんばる。手染メ屋。

え?あ、はい、もちろん仕事の次にですm(__)m。

ご興味おありの方は手染メ屋店主まで。
楽器経験者とかもう大歓迎(笑)。
ホント、真剣です。

店主@手染メ屋
https://www.tezomeya.com/

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