tezomeya ブログ
ぬぬぬパナパナにて
沖縄の染織シーンの活動家(いいな、この響き)小田玲子さん率いる
ぬぬぬパナパナさんのイベントが久方ぶりに京都であるっていうんで、
こないだの日曜日に北白川まで行ってきた。
紅花や幻の水藍に関する講演会や、マダガスカルの蚕から引いた絹糸の
展示などなど興味深い内容の催事だったんだけど、
メインのお目当ては高橋ひろひろさんの水藍染めワークショップ。
ほら、ずっと自分が主催でワークショップやってると、どんどん自分のモノサシだけでしか動かないようになっちゃって、
知らない間にいろんなものに気づかなくなるような気がしてたし、
なにより、ボクなんかよりも何倍も年数かけて何十倍も研究されてる方のワークショップってのは単純に興味深いわけですよ。
なんか、僕の知らないトンデモナイ事があったりして。
で、やっぱ、びっくりギョーテンチェケラッチョな出来事に出くわしてしまいました。
水藍(マルバアイのことね)の乾燥葉を粉々に揉んで、それを熱い熱い灰汁でかさ上げして、でそれに石灰入れて、良くかき混ぜて、一晩置いておくと・・・・、
それで建っちゃうんだって!!
びっくり。
・・・って、藍染め興味ない方には全然わからないですよね、なんのことか。
すみませんです。
でもね、ホントびっくりなのよ、これ。
言ってみたら、そうだな・・・、白菜と塩辛と唐辛子をタッパウェアにただ入れて
一晩冷蔵庫で冷やしたらなんと次の日ちゃんとおいしいキムチが出来ちゃった!
ってそんな感じ。
ね?びっくりでしょ? はは、わけわからんたとえやな。
でも、まぢで仰天しました。
ひろひろさん曰く
「そうなんだよね。建って建って、ってお願いしたら建つんだよ」
だそうです。
そうなのか、お願いして祈ったら建つのか。
スクモが手に入ったら早速やってみよっと。これ。
・・で、そんな感じで他の参加者のかたもびっくりしながらメイメイ
水藍で染めたり紅花で染めたりして遊ばせて頂きました【^^】。
更に楽しかったのが、その後のイベントの打ち上げ宴会。
スタッフでもなんでもない僕もお誘いいただいたんだけど、
知らないおじさんに攻撃されまくりまして、楽しかった。
いや、最初は全然楽しくなかったんだけどね。
「おまえは力がない!」
だの
「おまえ、髪の毛切ってみたらどうだ!?」
だの
「なんか恥ずかしがって急ぎすぎてるんじゃないのか、おまえ?」
だの
「もっとばかになれ、ばかにっ!」
だの、いろいろ言われたんだけど、
不思議なことに、自分にとって気になることをことごとく突かれまして、
なんであんたそんなにオレのこと知ってるわけ?
状態でした。
お初にお会いする植木屋さんだったんですけどね。
なんでだろ。
で、いろいろ考えながらお話をおじさんとした。
ボクはね、今、やっぱり急がないといけないんですよ。
今、やりたいことがあんなにこんなにあるんです。
いつか、
ふっ・・・、
って、抜けるときがくるかもだけど、
今はまだそうゆうときじゃないんです。
別に気負ってるわけではなく、
裏づけのない焦燥感にさいなまされてるわけでもなく、
「急ぐ」行為が目的になってるわけではサラサラなく、
ただ、時間がないだけ。
やりたいことに比べて。
だから、今は、立ち止まって、ふっ・・。
ってしない。
いつか、しますね。
なんて、そのおじさんとお話をしました。
そこまでちゃんと伝えられたかな。
・・・すんません、なんだかわからんですな。
いや、ほんとに独り言ですから。はい。
いずれにせよ、久方ぶりに熱いスピリチュアルな夜でした【^^】。
小田さん、ありがとうございました。
また誘ってくださいね。
田村のおじさんにもよろしくお伝えください。
急いでるんだけど、
♪時の過ぎ行くままに、この身をまかせ♪
なんすよ、気分はね【^^】。
流れてるから、うん。
って。
店主@手染メ屋
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