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tezomeya日記

宇宙論の報告です

ちょっと前になりますが

7月20日の祭日は、店主がしゃしゃり出ての特別イベント
「サルでもわかる宇宙論」
を開催いたしました。

だいじょうぶかな、人集まるかな、と心配してたんですけど
最終7名のご参加! よかった、一人とか二人じゃなくて。

まずは2日後に迫った日食のお話をプロローグにしまして、
その後に本題の「宇宙論」。

はるか古代の昔、どの国にも神話めいた世界観があったんですよね。
地面は象に支えられているとか、太陽は毎日船に乗って空を巡るとか、
そういったたぐいのもの。

この世界観と宇宙観ってのはずっと一緒くただったわけですよ多分。

で、今の最新の宇宙観を知ってもらうためには昔の人がどんな宇宙観だったか、
ってのからはじめるのがいいかな、と思いまして、
古代ギリシャのころにアリストテレスが示した天動説からスタート。

時代を追って説明していきながらやっとガリレオの時代になったところで、
既に2時間経過・・・・。
ヤヴァイ。

まだまだなんだけどな。

でも、今日はもうほら、皆さんもフリーな感じで来て下さっているので
あまり気にせずそのまま進めてしまいました。

このガリレオとケプラーの素晴らしい二人の研究者のおかげで、
現在の観測・実験に重きを置く本来の科学的アプローチ的学問体系が
できたんですよね。うん。その辺の話をしながら、
話は19世紀、20世紀に。

光やエーテルの話をしながら、20世紀の最大の理論のひとつである
相対性理論の話をしおえたところで3時間。。

さすがにこれ以上はご迷惑をお掛けするので一旦
イベントは中締めで終了しました。

その後、残っていただいた有志だけで量子力学の話なんかをして
本題の「最新の宇宙論」に行きたかったんですけど、シュレディンガーの猫
の話をした後とうとう宴会に突入しちゃって(笑)、
コンプトン散乱的に話はいろんなことになってしまいましたとさ(わけわからん)。

ぼくら普通に生活してて気付かないけど不思議なことって
たくさんあるじゃないですか。

なんでモノは下におちるの?
なんで塩や砂糖って水に溶けるの?
太陽ってあんなに遠くにあるのになんで暖かさがつたわるの?
地面ってどこまでほれるの?
・・・・

ボクは小さい頃、空気が宇宙に逃げないのは
お空に透明な膜があるからだ、と思ってた。

空が青いのはその膜が少し青いからに違いない、とか
ロケットが宇宙に行くときにはその膜をやぶるから
敗れたところが多くなりすぎないように、アポロも
どのロケットも最初にロシアのロケットが空けた
穴をうまいこと通って行き来してるに違いない、とか
そんなことを勝手に想像してた。
膜がなくなったら大変だな・・。
ロケット作ってる人たち、ちゃんと膜の穴修理する
方法知ってるのかな、
って勝手に心配とかしてた。

で小学校5年くらいのとき、学研の図鑑で
「引力」っていうのと、「空気にも重さがある」
ってのを知って、びっくり仰天した。
そのふたつを知ってから、膜の心配をしなくて
いいとわかってとっても安心したんだけど、
それだけじゃなくて、
「え、じゃぁ、僕らが地球から落ちないのも引力か!」
「地球も空気も全部おんなじ速さで太陽の周りとか
回ってるから僕らは気付かないんだ!」
「大きい星にいったら体重が何倍にもなるんだ!」
「月の上なら10mくらい飛べるんだっ!」
なんてことがどんどんわかるようになった。

ボクが小さい頃、科学の目が芽生えたときだったんだと思う。

で、こういうのって、いくつになってもありますよね。
この歳でももちろんあります。

別にボクは科学至上主義でもなんでもないけど、
「科学の目」は、ものの真理をつかむ上でとても
便利なツールの一つだ、と思っている。

特にボクみたいに直感的な感受性が相対的に低い人間は、
ある事象をとらえようとするときに必要になることが
多い。

「科学の目」っていうのは、多分
「総括された法則」

「観察」
から導き出そうとする思考手段で、
更にその自明となった「総括された法則」を利用して
新たな事象の結果の予測を立てる考察力も
伴うものなんだと思う。

そして、いろいろな事象を見て、より体系だった
法則を見出そうとすると、どんどん根本的な事象になっていって、
結局最後は
「宇宙」
を相手にしないといけなくなるんだ、と思う。

岡本太郎さんも言ってる。
「宇宙を見ろ!」
と。

極当たり前に空間として存在している宇宙。
でも、一番よくわかんないもの、宇宙。

これはね、もう、全ての事象の根源なのですよ。

ボクが植物を使って染めている行為も、突き詰めてみれば
宇宙に関わることなんだよ、多分。

「なんだろう、これ」
「なんでだろう、これ」
「え、なんでこうなってるわけ?」
なんてことにちょっと気をつけて見ると、
少しかもしれないけどいろんなことに気づくんだよね。
で、それが「科学の目」。

科学の目、実は便利なんですよね。

なんてことも話したかったんだけど、
時間オーバーとよっぱらってできなかった(笑)。

結果:

予定の話までたどり着くことができませんでした。
番頭からは「あぁ、やっぱりな」
との一言m(__)m。

でも参加者の方々からは「おもしろかった!」
「なんかもやぁっとしてたことがよくわかった!」
とのお言葉を頂きましたm(__)m。
お世辞でも嬉しいです。ありがとうございます。

ご参加皆さん、結局最後までお話できず申し訳ありませんでした。
宇宙論そのⅡ、どっかでまたやります!
ただ、ちゃんとイベントとしてやるかどうかはわかりませんけど。

閉店後の手染メ屋宴会でやろうかな。

で、この番外編イベント、個人的には好評だったと思うので、
またお題目を変えてやりたいな、と勝手に店主盛り上がってます。

次は「地球46億年のふしぎ」とかどうですか(笑)?

追伸
イベント、ぶっつづけで話てたので写真とるのを
すっかり忘れてました。味気のない報告で申し訳ありません・・・。

店主@手染メ屋
https://www.tezomeya.com/

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