神戸で芝居

神戸ビエンナーレのイベントの一環で
前から気になってた芝居があったので
神戸メリケンパークまで観にいって来た。

ピープルパープルの『オレンジ』。

通常は２時間半くらいの脚本らしいが
今回は９０分のショートバージョン。
メリケンパーク内の特設屋外ステージという
極めて稀な青空公演。

声通るのかな、とか、
周りの雑音どうするんだろう、とか、

いろいろ興味津々な事が多いのもあって
いそいそと出かけた。

で、結果。

すばらしかった。よかった。

阪神大震災が題材で、
災害にあった人たちを救う
消防レスキュー隊の話なんだが、

大きすぎる被害を前に無力感を
感じながらも、必死に街の人を
助けるレスキューの人たち、

そこには限られた人手による
救助の限界を表現しながら、
それでも助け無しにはだれも
救われない事実を全面に出して、

そんなむちゃくちゃ深刻な題材を
モチーフにしながら、人と人の
つながりをときに辛らつに、
ときに笑いを交えながら、
悲喜コモゴモの脚本に沿って
演じられていく芝居。

素晴しかった。

みじかに感情移入してしまって
とても感動したんだけど、
それにもまして感心した。

涙流しながら、
「ほぉ～っっ！」
とか言ってた。

題材が題材だけに、正攻法をはずすと
とても不快感が伴う内容になりがちだし、
かといってあまりにストレートに表現
すると、極めていやなにおいのする芝居に
なり易そうで、

かえってスゴイ難しいんじゃないかと
思うんだが、

そんなの気にならないくらい自然に
サラリと、でもビビーンと来た。

いや、素晴しかったです。
ピープルパープルさん、ありがとうございました。

ロングバージョンもまたいつか再演しますよね。
絶対行きます。

帰り際にお決まりの神戸の夜景をパチリ。

お腹が空いたので帰りに飛び込みで
高架下の見知らぬ餃子屋に入った。

こんなとこ。

これがね、美味しかったのよ！

これ、メニューなんだけど

食べ物はホント餃子しかない。

焼くの見てると、最初っから水を大量に入れるのね。
で、約１５分強火で焼き続け。
火加減調節なし。
その間上蓋開けることもなし。

出来上がりがこれ。

携帯画像がイマイチで
あんましおいしそうじゃないな・・。

皮は薄めモッチリで中は肉多めのあっさり味。
すごい水餃子に近い食感なんだよね。

味噌ダレやにんにく醤油で頂くとこれが
本当にいい。
思わずビールがすすみました。

あやしいお酒「五加皮酒」まで頂きました。
イエガーマイスターみたいな薬草リキュールっぽい
お酒。養命酒も近いかな。
１杯２００円。やすっ！

帰ってから調べたら、神戸界隈では
結構有名な餃子屋さんだったみたい。

この焼き方覚えて家でもやろっと。

いい芝居に美味しい餃子。
たまにはいいっすね。神戸。

店主＠手染メ屋
https://www.tezomeya.com/