tezomeya ブログ
年の瀬 宴
年末だ。
あと4日で2010年。
そして43歳。
40超えると、年を取ることに対する
意味不明な焦燥感もなくなっちゃったな。
ウチは
ボクの誕生日が正月だし
手染メ屋の決算は1月スタートだし
だから、
年が明けると全てがリセットされる。
この仕事はじめてから、年末年始というのは
とっても明快な、全ての「事始め」なんです。
まぁ、そんなこんなで忘年会の季節。
先週23日はクリスマス会。
なんか、お子様な響きがいいです。クリスマス会。
いつも遊びに行ってるヒメノさんとこの
みるきくサローネで。
皆さんお持込みの食べ物と飲み物と
プレゼント交換。
で、メインイベントは、映画鑑賞。
2年前の映画「今宵フィッツジェラルド劇場で」。
ロバート・アルトマンの遺作だ。
この、
クリスマスとは全く関係のないお話しを
選んだmiさんのセンスに脱帽。
この映画、2年前の手染メ屋アカデミー賞だったやつ。
番頭は違ってたみたいだけど。
あまり明るい話題ではない内容を
さらりとかるぅく笑い飛ばせる、
メンタルお洒落な、アメリカ映画。
こういう映画が、昨今落ち目なアメリカの魅力を
いまでも保っててくれるんだな
と思わせてくれる秀作。
うだうだ言ってるけど、要は、
とてもとても好きな映画だ。
そのフィッツジェラルド劇場を年末に観て、
改めて思ったんだけど、
この映画、リセット感がとても心地いいんだ。
これからリセットして2010年頑張ろうと思ってる
僕たちの後押しをしてくれるような、そんなやつだった。
miさん、素晴しかったよ。ありがとう。
その後はチェロ演奏なんかもあったりして
とってもホーリーなナイトを過ごしました。
あんまりホーリーに楽しすぎて
帰れなくなっちゃって
ヒメノ宅に転がり込んでしまった。
ヒメノさん、Niiさん、おじゃまでしたm(__)m。
来年もヨロシクね。
で、その週の土曜日は仲間内で忘年会。
近くのおいしいお好み焼き屋さんで飲んで食べて
工房で2次会でした。
あぁでもない、こうでもない、そんな話を
たくさんしました。
ことさら今しないといけない話なんて
一つもないんだけど、
飲んで、食べて、どうでもいいこと
くっちゃべって。
人間て、
聞くことで無形の雑エネルギーを食べて
しゃべることで無形の芳香物を排泄する
生き物なんだな、
と思うんだけども、その健康的な
営みをとても楽しいと思える自分が
幸せです。
そう感じることが出来た夜でした。
みなさん、いつも付き合ってくれてありがとね。
そんなこんなで日いちにちと過ぎていく。
何不自由のない暮らしには程遠いけど
食べて
飲んで
聞いて
しゃべって
考えて
手動かして
そんなことしながら
なんとか生きていけるって
ホントいい場所と時に生まれたな
お父さんお母さんありがとう
家族のみんなトモダチの皆さんありがとう
そんな風に思う、年の瀬なのでした。
keep on keepin’, oh yeah
だね!
店主@手染メ屋
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