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tezomeya日記

矢野顕子ってすごい

と思った。

昨日の夜中、何の気なしにテレビをつけたら
佐野元春と矢野顕子が対談してた。

ザ・ソングライターという番組らしい。

佐野元春がホスト役で、著名なソングライターな
ミュージシャンを招いて、詞とその作り方を主題に
大学で公開ディスカッションをする、というもの。

佐野元春は全盛期どちらかっていうとあんまり
好きじゃない人だったし、
矢野顕子は嫌いじゃ全然ないけどそんなにちゃんと
聴いたことはない。

でも話が面白かったのでそのまま見てたら
ソングライティングワークショップなるものが始まった。

聴講の学生たちに「愛についての5W1H」シートを
記入してもらい、佐野が目を通しておもしろそうなやつを
ピックアップして話題にする、と言う感じ。

ある女の子が書いたやつが、たしか

「私は、いつでも、どこでも、好きな人のメールが気になって
ケータイをチェックしてしまう」

というかんじだったんだけど、
矢野顕子と佐野元春がいたく気に入って、

矢野顕子がそのシートを持って、
「こんな感じ・・?」とか言って
突然ピアノに向かって唄いだした。

アドリブで付けたメロディとピアノのバックラインが、
とっても、きゅん、となる、素晴しい唄になった。

見まごう事なき矢野顕子の楽曲になってた。

あまり突然のことに、佐野元春もビックリして、
でも、一分くらいの短くも素晴しい唄が終わった途端に、
佐野と会場が大喝采。

ボクもテレビの前で拍手してしまった。

超一流って、すごい。

詞とメロディがまだ原初の状態で融合をはじめる
瞬間さえも劇的な芸術の域にまでのし上げてしまう。

なにかができる、その瞬間の美しさ。
そんなトコを見た。

いや、だってナミダでたもん、ほんとに。

すごかった。
いいもん見せて、というか聴かせて頂きました。

しかしこの人ピアノうまいよね。
相当うまいよね。

アンジェラアキとかとは次元が3段くらい違いそう。

いやアンジェラアキをくさしてるんじゃなくて。

矢野顕子さん、格が違いすぎます。

アーティスト、かくあるべき。

がんばろ、おれも。

店主@手染メ屋
https://www.tezomeya.com/

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