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スタッフ中家のオシゴト
染め技法

スタッフ中家のオシゴト

ここ数か月、スタッフ中家がヒマを見つけてはしかかっている仕事があります。

こんな感じです。

以前、facebookなどで紹介させて頂いた洗濯機の分解作業から続くものでして

詳しく見ると、こんな作業をしております。

これ、ネオジム磁石を洗濯機用のパルセーターに設置しているところです。
いえいえ、洗濯機の改造ではありません。壊れて使えなくなった洗濯機から部品取りをして、その部品から新たな染色用道具を作っている最中なんです。

現在試作器第一号の製作中でして、その本体がこちら。

これだけでは全然なんだかわからないですよね(笑)

えーと、マグネティックスターラーってご存知ですか?
おそらく中学とか高校とかの化学の実験で使ったことがあると思うのですが、こんなのです。

下の台の中に磁石が入っていて、それが回ることでビーカーの中に入れている細長い回転子が回って自動的にビーカー内の液が撹拌されるっていうアレです。
当方も昔よくお世話になりました。

簡単に言いますと、超大型マグネティックスターラーを作ろう、というのがこのスタッフ中家の仕事です。
しかしながら、何十リットルもの水を緩やかに、そして正回転・逆回転と変えながらしっかりと回すというのは並大抵の機械では無理。そこで、彼の前職のタンカーなどの船舶機関の設計技師だった知識を十二分に使って、様々な工夫の乗り越えてやっと試作機制作にこぎつけたわけでございます。

とにかくエンジンやらモーターやら回るモンが大好物のスタッフ中家。嬉々として制作に取り掛かっているその背中に嫉妬すら覚えます。この子、染色よりやっぱこっちの方が好きなんじゃないのって(笑)。

実はこの超大型スターラーの他にも、もう二つ新たな技術導入を試みております。まだまだ前途多難ではございますが、これらが完成した暁には今まで通りの小さな仕事対応のまま、仕事の効率と仕事の質がどちらもアップする予定でございます。

ちょくちょくこちらのブログでも紹介させて頂こうと思っております。皆様どうぞ暖かい目で見守ってやってくださいませ。

え?どんどん手作業が無くなって「手染メ屋」で無くなるでないのって?
そ、そうですね。まずは工房の名前を「洗濯機染メ屋」にしないといけないかもです・・・。

 

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