山形の紅餅で笹紅を作ろう! ~人数限定のZoomワークショップ

『山形の紅餅で笹紅を作ろう!』~人数限定のZoomワークショップ

日 時 2021年10月16日(土)
①10時~13時、②18時~20時の2部構成
※①で前半作業を行い、待ち時間が必要なため中休み後に②の後半作業を行います
場 所 tezomeya工房内からZoomでの遠隔ワークショップ
費 用 8,800円(税込み)
※紅餅、おちょこ、漉し布など材料費・消耗品・送料を含みます
※事前に参加者に材料などをお送りいたします
※このほかにご自宅でご用意いただく物が下記にございます
定 員 ★染色: 先着10名様  定員締め切り  
お申込 お問合せフォーム
※項目から「tezomeyaのイベント教室」をお選びください
ご用意
頂く物
①2L程度入る洗面器 1個
②5L程度はいるバケツや鍋 1個
③1Lくらい入りそうな容器(後日打合せします) 1個
④新聞紙1日分程度
⑤使い捨てでないゴム手袋

     本イベントは定員に達したため募集を締め切りました(9/21)

昨年10月、今年2月ともご好評だったtezomeyaのZoomワークショップ。いろいろなことがままならないこの状況だからこそ気付いた便利な形態のこのイベント、今回も開催します!
今回は先日山形から届いた出来立てほやほやの紅餅を使用した紅花の口紅づくりです。

ご存知の方も多いかと思いますが、天然染料として昔から使われている紅花は、なにも生地や糸を染めるためだけのものではありませんでした。紅花の赤い色素は、女性の口紅や頬紅の原料にも使われていたようです。

時代劇を観ていると、女性がお猪口や2枚貝の裏側にちょちょっと小指や筆をつけて唇に紅を引くシーンとかありませんか?そうそう、あれです。あれが紅花から作られている口紅です。この、紅花からちゃんと作った口紅の事を「本紅(ほんべに)」とも言うそうです。

紅花はとても特殊な染色方法で生地を染めます。酸とアルカリを駆使する染め方法なのですが、実は口紅を作る手法もその染色方法の延長上にあります。もちろん古代の人も江戸時代の職人もそんな酸やアルカリや中和の知識などはありません。でも、理論などは全く関係なく、長い伝承の間に洗練されていった極めて合理的な手法で、灰汁や梅酢、そしてゾクと言われる麻のワタを使って口紅を作っていました。
そして、昔からの伝統的な作り方を今も守りながら紅花から口紅を作ってらっしゃるところがいくつかございます。

例えば、その代表格が伊勢半さん。江戸時代から180年も続いている紅屋さんでして現在も化粧品メーカーとして活躍されています。伊勢半さんは200年続く伝統の秘法で紅を作ってらっしゃいます。実は先日伊勢半さんに伺い明治時代の口紅をはじめ、様々な伊勢半さんの貴重な資料を拝見してきました。

この右下の緑に光り輝くモノが、伊勢半さんの口紅です。そう、こんな色になるのですよ!
紅花はとてもきれいな赤に染まるのですが、その色素だけをうまく抽出して固めるとなんと緑色に見えるのです。笹色に光る紅ということで「笹紅」ともいわれるこの妖艶な紅花口紅の色。これがなぜ緑に見えるのか、ということを現在不肖青木が伊勢半さんのご協力を得ながら研究中でございます。この画像も、現行の笹紅、明治時代の笹紅昭和の時代の笹紅の色をそれぞれ測色(色を数値化する器械で測定)するためにお伺いした時に撮ったもので、左上の味気のない機器がその測色機でございます。

・・・とまぁこちらの話は置いておきまして、今年も山形から素晴らしい紅餅がtezomeyaに届きました!

この紅餅を使って、不可思議な笹紅を今回も皆さんと一緒に作ってみよう!というイベントです。tezomeyaには伊勢半さんのような伝統技法がないので、昔の文献や伊勢半さんのショールームにある貴重な資料を拝見して、昔の紅の制作手法を自分なりに考えています。灰汁の代わりに主成分である炭酸カリウムのアルカリ水を、梅酢の代わりにやはり主成分であるクエン酸を使います。ゾクの代用には脱脂綿を使います。でも、原料はウチも山形の紅餅を使います!原料だけは伊勢半さんと同じです。一番最近(去年)に作ってみた笹紅はこちら。

すこし黄緑がかってます。すみません、伊勢半さんに比べると全然赤みが多いです。。これ、ほんと難しいのですよ。。今のところ、私の経験値ではこの程度です。。
もっとうまくいくときもあるのですが、まだ「うまくいくとき」と「うまくいかないとき」の明確な原因差がわかっていません。。すみません、こんな程度ですが、それでもよろしければぜひご一緒に作ってみませんか?

更にですが、昨年のZoomワークショップ同様今回も紅花農家の長瀬さんにもご一緒いただきます!3年前から撮影が続いている紅花のドキュメンタリー映画「紅花の守人」が10月に公開予定です。その映画の製作委員会代表であり映画にもたくさん出ておられる長瀬さんから直接紅花のお話も伺えればと思っています。

映画「紅花の守人」のトレイラーその1トレイラーその2はこちら!

もちろん、紅の作り方にちなんで今回も紅花の歴史のお話、また、酸とアルカリの話なんかも少しずつ取り混ぜたいと思います。山形の紅餅を使うためいつもより少々高めのお値段になってしまってます。でも、実際に作ってみると、やはり山形の紅花でないとしっかり作れないんですよ。。どうせ作るならしっかりちゃんと笹紅色につくりたいですよね。

ということで、いつもの通り先着順です。今回は10名様。
是非是非お気軽にお申し込みくださいませ!

http://www.tezomeya.com

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