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おうちで貝紫染め! ~tezomeyaのZoomワークショップ
日 時 | 2023年2月5日(日) 13時スタート ~16時頃終了予定 |
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場 所 | 三重県「貝紫工房」からZoom中継 |
費 用 | 9,900円(税込) ※貝紫染料、助剤など消耗品・送料(冷凍クール便)を含みます ※今回はご自分で染めるものをご用意いただきます(100g程度までがおすすめ) ※事前に参加者に材料などをお送りいたします ※このほかにご自宅でご用意いただく物が下記にございます |
定 員 | 先着20名様 定員締め切り |
お申込 | お問合せフォーム こちらのページの「tezomeyaのイベント教室」にチェックを入れ、「お問い合わせ内容」に参加人数を記載し「入力を確認する」から送信ください |
ご用意 頂く物 |
①ガスコンロもしくは電磁調理器 1口分 |
本イベントは定員に達したため募集を締め切りました(1月16日)
コロナ禍でなかなかワークショップ開催がままなりませんがめげずにZoomでワークショップをはじめて3年目、今回で6回目のZoomワークショップです。
今年最初のZoomワークショップは、なんとあの貝紫!
その昔ローマ時代には大変貴重だった貝による紫染め。シリアツブリボラなど小さな貝の内臓の中にあるパープル腺から分泌されるプルプラを採取して日光を使い発色させる特殊な染色は、古代からとても貴重な染色技法としてあまたの皇帝や女王、法王など高貴な身分のみが着用できる色でした。
また、わが国では文献でこそ残っていませんが佐賀県の吉野ケ里遺跡から貝紫による布裂が出土したり伊勢の海女さんが昔から貝紫で魔除けの印を染めて頭に巻いていたりと日本でもその魅惑の紫を染めた歴史がありました。
これまでtezomeyaでは貝紫染めワークショップを3回開催してきましたが、もちろんそれは皆さんに工房にいらしていただいてのイベントです。
今回はZoomを利用して、皆さんにご自宅で貝紫染めをしていただこうと思います。そのために皆さんにお送りする染料は、既に液体状態になっている貝紫の染液。これ、私が作成したものではなく、貝紫染めをご専門とされている「貝紫工房」稲岡良彦氏お手製のものです。
稲岡氏は20年以上貝紫の染めを研究されている職人さんです。私も以前より稲岡氏のことは勝手に存じ上げていたのですが、なかなかご一緒出来る機会がなく、昨年4月に刊行しました「天然染料と衣服」執筆をきっかけにやっとお会いすることができ、いろいろ教えていただきました。
稲岡氏が作る貝紫の染液はとても優秀でして、私よりも間違いなくクオリティの高いお仕事をされています。今回のZoomワークショップでは、皆様に稲岡氏の液をお送りするだけでなく、ワークショップ当日には私が稲岡氏の工房にお邪魔して、稲岡氏に実際にこの染液を作る作業をZoomごしで皆様に解説しながらご紹介いたします!
その後、皆さんと一緒に稲岡氏の貝紫液を使用した染めをご自宅でしていただきます。そもそも貝紫を使用したワークショップ自体が大変珍しいと思うのですが、貝紫の遠隔ワークショップはおそらく世界初ではないかと勝手に想像しています!!
・・・まぁ、草木染ワークショップ自体が非常にニッチですのでちょっと新しいことしたら全部世界初になりそうですけど笑
今回は、染めたいアイテムはご自分でご用意いただきます。染めたいものの重さはだいたい100g程度までがおすすめです。
今回お送りする染料分量で染めた画像を2点お見せしますね。
①tezomeyaスヌード(100g)
※こちらでよろしければ税込み1,320円にてお分けいたします
②麻ストール(75g)
※貝紫は絹やウールよりも綿や麻の方が赤みのある濃い紫に仕上がる傾向があります
今回もこれまで同様、ご参加の方の方でご用意いただくものがいろいろございます。
詳細はお申し込み後にやり取りさせていただきます。
ご不明な点などございましたらどうぞ何でもお問い合わせくださいませ。
すみません、今回は体験代が高額ですが、これはほとんどが貝紫液のコストです。
ですが、なにも稲岡さんが暴利をむさぼっているわけではありません。高価なんですよ、この染料は・・。そのあたりもぜひいろいろお話させていただきます!
ワークショップ中は、貝紫の面白い性質やその歴史にも触れていろいろお話できればと思います。いつもの通り先着順、今回も20名様です。
上記「問い合わせフォーム」より是非是非お気軽にお申し込みくださいませ!