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「繊維製品品質管理士」TESの資格取得報告

「繊維製品品質管理士」TESの資格取得報告

手前味噌な話で申し訳ございませんが、tezomeyaスタッフの小久保仁が本年度の繊維製品品質管理士資格試験に合格しまして、晴れて繊維製品品質管理士となりました。
昨年度に店長 上原智子および代表 青木正明も合格しましたので、これでtezomeyaスタッフ3名全員が繊維製品品質管理士となりました!

繊維製品品質管理士(Textiles Evaluation Specialist=TES)、ご存じの方はご存じですが、ご存じでない方は全くご存じでないですよね。
繊維業界では「TES(テス)」とも呼ばれるこの資格、日本衣料管理協会が認定をしています。日本衣料管理協会さんの説明をそのままお伝えしますと、

繊維関連企業は、川上→川中→川下と多岐にわたり、TESはこの中の『品質』に関する消費者の要求事項について、各業種間をつなぐ『パイプ役』を担っています。TESとは繊維製品の企画・製造や流通・販売を行う企業のなかで活躍する繊維製品のスペシャリストです。

とのことです。衣類をはじめとした繊維製品って、世の中にある様々なプロダクトの中でも私たち生活に非常に密着(心情的にも物理的にも)しているアイテムですよね。単純な話、こんなに一日中身につけてるプロダクトってあまりないと思いませんか?
また、使用した後はかなりの確率で洗濯機に入れられ洗剤も入れられガンガンかき回されて、その後は日光にさらされて乾燥です。
繊維製品って、かなり酷な目に合うことの多いプロダクトだと思います。

そういった繊維製品の品質安定と更なる向上を図るための様々な専門知識を備え、実際に繊維製品を作り上げる実務に携わることができる専門家としてのお墨付きが、このTESだと私は思っています。

残念ながら天然染料は合成染料に比べて品質が大きく劣ることが多いです。だからなおさら、品質に関わる知識が必要だ、と常日頃から思っています。
実は、店長と代表の二人は20歳代のワコール勤務時代に会社の命もありこの資格を取得しました。
ですが、退社後にtezomeyaを起業してから、「知識が残っていれば資格取得の有無はあんまり関係ないかな」と思い二人とも資格継続更新手続きをせず、資格無しとなっていました。

※TESは5年ごとに論文もしくは試験を受けなければ資格継続となりません。これは、繊維業界の知識は日進月歩で常に知識をアップデートしておかないと行かないという理由です。

ですが、海外とのお仕事や企業様とのお仕事が増えるなど、頻繁に品質保証に関する解説と対応をする機会が増えるようになり、やっぱりTESを持っておくべきという考えに改めて立ち返り、一昨年より「tezomeyaスタッフ全員TES取得!」を目標に掲げ、受験をした次第でございます。
久方ぶりのちゃんとした勉強はなかなか刺激的でして、おかげさまを持ちまして、今年やっと全員が維製品品質管理士となりました!

別に、この資格持っているからと言って染色がうまくなるわけではないのですが(でも素材についての知識はUPします!)、天然染料を扱う染め工房だからこそ、品質管理維持とその向上を図り、そして品質についての正しい知識を消費者にお伝えすべきだ、と思っての資格取得でございます。
まだまだ勉強不足、研究不足が多い工房ではございますが、今後も一層努力し天然染料のTシャツを皆様に楽しんでいただけるよう頑張ります!

今後ともtezomeyaアイテムとスタッフを何卒よろしくお願いいたします!!

tezomeya代表 青木正明

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