メールマガジン
2017年9月
皆様
いつもお世話になっております。tezomeya店主でございます。
はやいもので9月も半ば近くに差し掛かってまいりました。
あのうだるような暑い日差しがなくなり、蝉の声が草虫の音色にとって代わり、夜の冷えを感じ・・・。
秋のきざしがそこまで来ていますよね。
少し前ではございますが、8月末から9月初にかけて今年も遅い夏休みを頂き、番頭、スタッフ中家と3人で穂高縦走に行って参りました。
山小屋で二泊する道程。
今回は残念ながら全くお天気に恵まれず雨とガスの中の山行だったのですが、いくつかの頂をピークハント出来まして無事下山致しました。
が、今回、珍事がありました。な、なんと・・・
・・・・とマクラは後回しに致しまして、本日は今月末のイベントワークショップと来月の受注会などのお知らせです!
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◎― 染めて食べるワークショップ再び開催です! ―◎
★伝統色のワークショップ
『染めて食べる貝紫』
●日時:2017年9月30日(土)
・染色 13時スタート
・晩餐 18時スタート
●場所: 染色は手染メ屋工房 晩餐は「うまいもんやいっしょう」さん
●費用: 染色は4,000円(税別、染めアイテム別) 晩餐は7,000円(税込)
●人数: 染色は8名 晩餐は12名 どちらも先着順
2015年に開催して大好評だった染めて食べる貝紫ワークショップ、再び開催です!
アカニシを使用して貴重な貝紫染めの体験をして頂き、そして夜はアカニシ料理に舌鼓。
大分県の中津干潟からアカニシを直送頂けるルートが確保できまして、早速イベントの運びとなりました。
別名「帝王紫」ともいわれる貝紫染めのワークショップ自体がとても少ないのですが、今回はそれに合わせてお食事イベント付です!
是非この機会に染めて食べる珍しい体験を頂ければと思います。
先着順で募集締め切りです。ご興味おありの方は是非!
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◎―速報! 秋冬受注会を今年も10月に開催します!―◎
●日時: 2017年10月20日(金)~22日(日)
●場所: 新宿 京王プラザホテル
2014年より開催いたしておりますホテルの一室を使っての秋冬物受注会、今年も開催させて頂きます!
これまで同様、番頭と店主がホテルでお待ちしております。
百貨店とは違い、店員さんの厳しい目(笑)を気にすることなくガンガン当アイテムをお手に取ってお試し頂ければと思います。
注文染めのご相談ももちろん大歓迎です。
この秋デビューの新作カットソーアイテムをはじめ、そのほかのコートアイテムなどのお披露目もさせて頂きます!
詳細はまた来月お伝えいたします。
是非この機会に皆様お越しいただければと思います!
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◎―秋冬物新作、鋭意制作中です!―◎
この秋冬デビューの新作、今年も作ってます。
★ぼっかり着れるメンズ&レディスラグラントレーナー
★シルエット綺麗でしかもらくちんなメンズニットパンツ
★しましまお袖のかわゆいレディスニットトップ
★すっきり眺めのレディスロングコート
10月の京王プラザホテルイベントでデビューの予定です。乞うご期待!
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◎―11月に紅花口紅のワークショップ開催します!―◎
今年も山形から紅花の花弁を突き固めた染料「紅餅(べにもち)」が届きました。
少し試しで使用したのですが、例年通りとても品質が良いものでした。
この山形からの貴重な紅餅を使って、今年も紅花の口紅を作るワークショップ開催を予定しています。
ちょっと先ですが、日程は11月4日(土)の予定です。
もう少しお待ちくださいね!
facebookと来月のメルマガで告知スタート致します!
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マクラの続き・・・・
下山の道中、なんと熊さんに出くわしました。
3日目も天候芳しくなく強風もあり、番頭は予定を短縮して穂高岳山荘から涸沢経由で下山用意、彼女の下山にスタッフ中家が同行してくれたのですが、
単独で効率よく動けば行ける判断をして、当方のみ一度降りた涸沢小屋から穂高岳山荘まで登り返し、当初の予定ルートの奥穂高岳~前穂高岳とピークハントして岳沢小屋経由で上高地に下山というルートをたどりました。
(あのあたりのルートに明るくない方は何の事だかわからないのですよねすみません)
山行は順調だったのですが、標準コースタイムで11時間の道程ということもあり結局最後の岳沢小屋から上高地までの下山ルートに差し掛かったのが16時過ぎ。
まだまだ明るいのですが、その時間には上高地から登ってくる登山者はもちろんおらず下山者も前後には無し。ずっとひとりでした。
16時45分頃、あと上高地まで20分と言ったところの比較的なだらかな林道に差し掛かった時、左側の叢で
ガサガサ、
と音がしたんです。
あぁ、鹿かなにかかな、と思って目をやると、目測10m位むこうに人間と同じようなシルエットの黒い影が。
そして、「フゴッ、フゴッ」と鼻を鳴らしたかと思うと、後ろを向いて去って行きました。
え!? ツキノワ?
「熊とあった時は逃げてはいけない」がとっさに浮かんだので姿が見えなくなるまでは仁王立ちしてました。
もしこっちに向かってきてたら仁王立ちできてた自信は全くありませんが。
そして、人影(というか熊影)がすっかり見えなくなってからは、一目散で下山ルートを走り降りました。
いや、ほんと走りました。それまで、下りが4時間くらい続いてたので膝が結構笑いかけてたのですが、ノルアドレナリンが爆発的に増産されたのか、膝周りの疲労など全く気にならなくなってしまいました。
そして、熊さんと再会しないように下山中はずっと「ほぉぉぉっ! ほぉぉぉっ!」と大声で叫びながら、でした。
いわゆる「熊除け鈴」はもちろん付けてたのですが、その音では足りなかったのかもしれません。
もしくは、下山後上高地のセンターで熊目撃通報をした際にセンターの方がおっしゃってたのですが、熊鈴にすっかり慣れてしまっていた熊さんだったのかもしれません。
よく言われるように、人間が熊を怖がる以上に熊の方が人間を怖がっているのでめったに出会わないのでしょうし、出会ったとしても実際に襲われる確率は本当に少ない(それより街で交通事故に遭う確率の方がずっと高い)のでしょうけど、やはり、実際に出会うと戦慄を覚えました。
そして、今回熊に出会ったのは、やはり、当方の山行に少し無理があったからなのだろうと反省しました。
これがもう2時間早い下山であれば、おそらく熊さんも人通りが多いのを知っていてあのあたりをうろうろすることはなかった可能性が高そうです。
決して無茶な道程ではなかったと思うのですが、それでも、登山者が圧倒的に少ない時間であったのは間違いないのですから。
更に、山は何があっても自己責任だ、ということを今更ながら改めて痛感しました。
あの熊さんが人間の登山ルートをたまたま横切っていたのだとして、もう数十秒当方が早く現場を通っていれば、ルート上で読んで字のごとく鉢合わせなんていう可能性も無くはないわけで、さすがにそうなるとあちらも逆上してこちらに迫ってくる可能性もあったわけで、そうなれば、今ここでのんきにメルマガを打ってる自分はいなかった可能性もあるわけでして。
もちろん、一人で道幅の狭い岩稜ルートを通る時も「ここで落ちたら誰もいないしたぶんダメだろうな」なんてことは思いますが、今回の熊さん事件は、それとはまた違う種類の「何が起こるかわからないけど全ては自己責任」という、クールで客観的で合理的でしかも人間本位的立場からすると極めて不条理なルールに気づかされた次第でございます。
日々大切に、そして気を付けて、集中して生きて行こう、と改めて思いました。
・・・なんて言いながら昨晩も深酒して今日は少し二日酔いだったのですが・・。
だめだ、学習してませんorz
・・・以上、極めて“自分本位”なマクラと3件のお知らせでした。
秋冬新作のプロトタイプが次々と上がってきて、番頭も店主もにやにやしております。
たぶん、すごいいい感じに仕上がりそうです。
皆様にも出来るだけ早くお見せできますよう頑張ります。
引き続きtezomeyaをなにとぞ宜しくお願い致します!
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