メールマガジン
2018年1月
皆様
明けましておめでとうございます。tezomeya店主でございます。
新年から寒い日が続きますが、皆さまの年末年始はいかがでしたか?
店主の年の瀬は、ほったらかしにしてたまっていた資料の整理のためにほぼ全てを費やしてしまいました。
そのため、あまりお正月気分は味わえなかったのですがお陰様ですっきりと新年の開店を迎えることが出来ました。
皆さまはいかがお過ごしでしたでしょうか?
そうそう、年末ぎりぎりの12月28日、眼科に定期健診に行って参りました。
定期と言っても実は2年ほどさぼっておりましたが、持病の・・・・
・・・と、マクラが長くなる前にまずはお知らせです。
本日は新年からのイベント情報です。
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◎― 山形の紅餅を使った口紅作りワークショップ開催! ―◎
『伝統色のワークショップ 笹紅色の口紅作り』
・日時:2018年1月27日(土)13時スタート(17時終了予定)
・場所:tezomeya工房内
・費用:7,000円(税別)
・定員:8名(先着順)
・持ち物:特になし
・申し込み方法:以下の「お問合せフォーム」で「tezomeyaのイベント教室」をお選び頂きお申込み下さい。
https://www.tezomeya.com/ja/contact/mailform/index.html
※費用には全て含まれています。
例年と同じく、昨年の9月にも山形から素晴らしい紅餅が届きました。
店主の都合のためにかなり先に延びてしまいましたが、今シーズンも口紅づくりを開催いたします。
合成の化粧品が出来るまでのキレイな赤の化粧品は全て紅花だったんですよね。
現在でも老舗の紅屋さんが秘伝の方法で本紅を作ってらっしゃいます。
で、今回もtezomeyaでその秘伝の紅を作ってみよう!
という身の程知らずなイベントです。
手前味噌な話で申し訳ないのですが、おそらく、紅花口紅を作るワークショップは全国でもウチの工房だけではないかと思います。
まぁ、それだけ需要の少ない人気のないワークショップ、とも言えますが(笑)
ですが、このワークショップでは、紅花の染め方も解説しますし紅花全般の知識を身に着けて頂けること請け合いです。
ワークショップの詳しい内容は以下のページでお知らせしております。
ご興味おありの方、是非ご参加いただければと思います!
山形の貴重な紅餅をふんだんに使用してのワークショップ。
皆様のご参加お待ちいたしております!
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◎― 今年もtezomeyaあちらこちらに出没致します―◎
★2月17日(土)
イオンモール京都の無印良品店さんにて紅花ワークショップ
※先月のお知らせから日程が変更になりました。
★2月24日(土)
京都市中京区内の「Bar月読(つくよみ)」さんにてKEK構造生物学研究センター長 千田俊哉教授とサイエンスカフェ対談
★3月7日(水)~13日(火)
大阪 阪神梅田本店5階にてポップアップストア
★4月20日(金)~22日(日)予定
東京都内にて春夏商品受注会開催!
日程が近づいてきましたらまた詳細などお知らせいたします!
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マクラの続き・・・・
緑内障の検査です。
久しぶりに視野検査をしていただいたのですが、有難いことに今回も特に進行はしておらず、相変わらずの経過観察です。
緑内障ってご存知ですか?
ややこしい話は置いておいて、簡単に言うと視野が狭くなってしまう病気です。
ひと昔前は急激に視野が狭くなって最悪失明、という怖い病気だったそうですが、昨今は検査手法も確立され、そんな急性の症状が無い場合でも緑内障と診断されるケースが多いようです。
そしてこの病気、片目のみの症状の場合が多く、片方の目の視野が欠損して狭くなってしまっても、もう片方の目でその部分は見えている為、自覚症状が無いことが多いです。
当方は左目のみ、面積で言うと11%程度の視野欠損がありますが、自分では病識全く無く、6年前の健康診断ではじめて分かりました。
すなわち、ずっと前から左目の11%分は見えてなかったのに全く気付かなかったんです。
そして、6年前に緑内障で眼科に行くようになってから、突然両目の見え方の差に気づくようになりました。
さて、本題はここからです。
両目の見え方に気づくようになってびっくりしたのは、左目の視野欠損だけではありません。
左目と右目で、見ている色が違うことにもその時に気づいたんです。
当方は、左目の方が赤~橙に対しての彩度が低く感じます。
左目は緑内障の為に視野欠損してるので全体として少し暗く見えるのはもちろんですが、黄~緑~青あたりの彩度にはあまり差がありません。
簡単に言えば、右目と左目とではリンゴやミカンの色が少し違っていて、右目だけで見る方が美味しそうに見えます。
以前、このことを緑内障がらみでお医者さんにも聞いてみたのですが、原因は分からないけどそういうことはよくある、とのこと。
特に緑内障だから、という訳ではなさそうです。
たぶんずっと昔から、左目よりも右目の方が赤を綺麗に見てたみたいです。
「左目と右目で見え方が違う」ということを意識した途端に、見える色も違っていることに気づいただけのでしょう。
そのことに気づいてたまたますぐに知り合ったテレビのカメラマンさんと色の話をしていて、その関連で自分の左右の見える色の違いのことを話したら、
「あぁ、自分も左目と右目って見える色少し違いますよ」と、普通におっしゃいました。
彼は緑内障などではないのですが、カメラの仕事を始めたすぐに、左目でファインダー覗くのと右目でファインダー覗くので色が違うことに気付いたとのこと。
やはりこれは仕事柄なのでしょうね。
それからは、例えば自分は左目と右目では見え方が違うので、色味確認の時で、微妙な色差を判断しなければいけない時は左目を閉じて使わないようにしたりします。
そのほうが、差を判断しやすいから、です。
これを読みながら「自分も左右違うよ」と既に気づいてらっしゃる方もいらっしゃるかと思います。
違いますよね、左右の目って。
すんません、こんな自分の話をしておいて何を言いたいかのかと言いますと、「気づく」ってすごいな、ということです。
左右の目の違いに気づく前は全く気にもしなかったことが、違いを知った途端に突然気になりだすんです。
そして、自分の感覚なんて本当にアテにならないな、ということ。
左目と右目の差なんておそらくずっと昔からあったにもかかわらず、同じように見えてるって無意識にずーと思ってたんですから。
そして更にいうならば、色って極めて相対的なもんなんだな、ということです。
だって、一人の人間の左右の目でさえ少し見え方違うんですから。
おそらく、ひとそれぞれ見えてる色ってもっと違うのだろう、と邪推してます。
そして、それを確認するすべは残念ながら全くありません。
ドラえもんの「いれかえロープ」でもないと無理です。
そして、そんなファジーでいい加減な“色”を仕事にしてる自分って、どんなにいい加減な奴なんだろう、
などと、年末の近所の目医者さんからの帰りすがら思いふけっていたのでした。
・・・すみません、年始早々いつもの通りなんの生産性も無いお話しでした。
いい加減ではございますが、この最も重要でしかも愛すべき対象現象でもある“色”に今年も誠実に邁進して行こうと思います。
本年もなにとぞtezomeyaを宜しくお願い致します。
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天然色工房 tezomeya
店主 青木正明
〒604-0983
京都市中京区麩屋町通夷川上る笹屋町456-2F
TEL&FAX 075-211-1498
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