メールマガジン

2019年10月

皆様

自転車での通勤途中、ところどころでキンモクセイの香りが鼻腔をくすぐる季節になりました。
暑がりの当方もさすがにTシャツ1枚で過ごすことが難しいです。
ただ、9月から通いだした京都光華女子大学は教員のTシャツジーンズ着用禁止(まぁ当たり前と言えば当たり前ですが)です。
Tシャツとジーンズのみで全てが問題なかったtezomeya通いになれた身にはかなり厳しい規律。。
なかなか服装に気遣う毎日です。

話が変わりますが、恥ずかしながら当方先月下旬に自転車で単独事故を起こしまして2週間の入院を余儀なくされました。
初めての入院、そして初めての全身麻酔手術など、いろいろ初体験が多かったのですが、初の長期病院内生活で気づいたことが・・・

・・・と、マクラは後回しにいたしまして、本日は秋冬展示会とその他お知らせです!

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◎―東京での秋冬展示受注会が8日(金)からスタートします!―◎

●日時: 2019年11月8日(金)~10日(日)
  ●場所: 新宿 京王プラザホテルの一室
※お越し下さる際はホテルのロビーから部屋番号宛に内線電話頂くか、当日連絡先の番号にお電話下さい。
※お部屋番号と当日連絡先は8日(金)14時頃からHPトップページ、ブログページ、facebookなどでお知らせいたします。

↓↓詳しくはこちら↓↓
https://www.tezomeya.com/jpblog/2019/10/27/2019fwcollection/

2014年より開催いたしておりますホテルの一室を使っての秋冬物受注会、今年も開催させて頂きます。
今回で6回目。店主が工房不在につき開催が危ぶまれましたが、番頭とスタッフ中家の2名が伺うことで開催にこぎつけました!

今回の展示会は・・・

★ジーンズやスニーカーなどの注文染めサンプルをお持ちします!
★人気の吊オーガニックタートルの大きなサイズを作りデザイン雰囲気も工夫!

がメインです。
いつもとおりレギュラーアイテムも多数持ち込みます。

また、恒例のお値打ち品もお持ちいたします。
お値打ち品は“持ってけドロボー”状態ですので売り切れ御免です。

皆様のご来場、心よりお待ちいたしております!

↓↓詳しくはこちら↓↓
https://www.tezomeya.com/jpblog/2019/10/27/2019fwcollection/

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◎― 臨時休業を頂きますm(__)m ―◎

 ●2019年11月8日(金)~9日(土)

は大変申し訳ありませんが臨時休業いたします。
新宿での展示会に番頭とスタッフ中家が参加し、店主は大学におりますためtezomeya工房のおもりができず申し訳ありません。
ご容赦の程なにとぞよろしくお願い致します。

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◎―高崎で天然染料のお話をさせて頂きます―◎

『黄櫨染ってなに?天皇だけに許された絶対禁色の秘密』
●日時:2019年11月4日(月)13:00~15:00
●場所:高崎市染料植物園

↓↓詳細はこちら↓↓
https://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2017091900056/

光栄にも、店主が高崎市染料植物園にて黄櫨染のお話と実演をさせていただくこととなりました。
既に定員締め切りのようですがもしかしたらキャンセルがあるかもしれません。

また、高崎市染料植物園では「光を秘めた不思議な色 ~千年を越えて伝わる色彩~」展が開催中です。
https://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2017090200010/
即位礼正殿の儀で話題になっている「黄櫨染御袍」はじめ、様々な色を再現されている山崎青樹氏の作品をご覧いただくことが可能です。
当方がお手伝いをさせていただいた人形衣装もございます。
もしよろしければ是非お越しくださいませ。

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・・・ありました。
それは、「非日常な日常」ということです。

自分が入院した病棟は、脳神経外科病棟でした。
単独の自転車事故(すなわち一人でコケた)ですが結構激しく転倒し、頭蓋骨骨折と外傷性くも膜下出血が主要な傷病でした。
他にも、鎖骨粉砕骨折、肋骨骨折、肺挫傷もあったのですが、やはり一番大事なのはアタマ。
救急搬送を受け入れくださった総合病院の主治医さんは脳神経外科の先生となったため、そのまま当該入院病棟にお世話になったんです。

えらいさんでも何でもないので相部屋。当方のほかにも3人の入院患者さんがいらっしゃいました。
彼らとはカーテン越しなだけでずっと一緒のお部屋です。
なので、別にお話ややり取りをしなくても、どのような状態で入院なのか、お医者さんとのやり取りやお見舞いの方との会話でわかってしまいます。

向かいの若者さんは、おそらく仕事中に大怪我をされたみたいです。左腕周りを中心に神経・血管・筋組織が大きく断裂し、4時間の長時間手術だったようです。毎日親御さんと仕事の先輩職人さんが見舞いにいらしていました。

右隣の男子学生さんは、マンションの階段を下りているときに転落して頭部強く打ち、当方と同じような頭蓋骨骨折と外傷性くも膜下出血。
当方よりも状態は悪く、脳挫傷の疑いもあるようで、1週間たっても脳内の血が引かず、頭痛も続いている、ということでした。
ご両親と弟さんが毎日見舞いに来られていました。本当にご心配だったのでしょう。
自分に置いてみたらそりゃ心配です。ウチの子供がアタマぶつけて脳挫傷の疑いなんて言われたらそれこそ自分の血が引いてしまいそうです・・。

斜め向かいの若者さんも頭部を強く打ったようです。会社の宴会の後に段差の高いところから誤って転落したとのこと。
ご本人は酔っぱらって覚えていなくて、気づいたら病院で寝かされていてびっくりしたらしいです。
彼がウチの病室では一番軽傷だったようで、頭痛は治らないけど軽い外傷性くも膜下出血のみで、他の傷病はなかったようです。
彼もお友達やご家族がしょっちゅういらしていました。

この3人は当方が入院した時に既にいらしたお仲間。この患者さんたちが当方入院中に何人も入れ替わります。
そして、外傷性くも膜下出血を抱えた患者さんの人数を数えたら、自分を入れればなんと6人!
この病院では、二週間の間に6人もの外傷性くも膜下出血さんが救急搬送されていたのです。

当方の頭蓋骨骨折とくも膜下出血は幸い入院後すぐに快復し頭痛も残りませんでした。
2週間ほどで退院でき、本当にラッキーなことに、ほとんど後遺症もありません。
鎖骨の粉砕骨折だけは手術が必要でして、人生初の全身麻酔手術。
10cm長の金属プレートと7本のネジで6骨片を固定接合するというインプラント手術でした。
当方の左鎖骨には今もプレートが入っています。特に問題なければこのまま死ぬまで体に入れたままでも大丈夫とのこと。
もう、ターミネーターのT-800になった気分です(笑)。

といった感じで、当方にとっては一生に一度あるかないかの体験だったのですが、入院中は、周りには頭部外傷や外傷性くも膜下出血の方たちばかりでした。
世の中、こんなにも外傷性くも膜下出血が多いのか、とびっくりしました。
当然、病棟の看護師さんや医師さんは、毎日、くも膜下出血や脳挫傷のために頭痛がひどい方たちと過ごしているわけです。
当方はラッキーにも表に出る症状が少なく、病棟内も結構うろうろさせていただいていたのですが、他の患者さんはみなさんやはり頭が痛かったり傷がつらかったりなのでしょうか、おとなしくされていたようで、看護師さんたちも患者さんたちの症状や状態を逐一確認されては適切な対応を常にされていました。

当方は、おそらく今後何度もくも膜下出血でお世話になることはまずないでしょうけど、ここに勤務する方たちは、皆さん、毎日くも膜下出血や時には脳挫傷と向き合っておられるわけです。
そして、この環境は、当方にとっては非常に珍しいかもしれないけれど、新聞沙汰になるほどの珍事や大事件ではないわけです。

専門のお仕事をされている方たちというのは、みなさん、「非日常な日常」を暮らしておられるのだろうな、と、いまさらながら改めて思いました。
そして、それは、自分もそうなのかもしれません。
自分の「非日常な日常」は、生死にかかわることではないですが、やはり他人様にとっては非日常なことも有るのでしょう。
それを、忘れないように。

そう思いました。
「だから、なに?」と言われそうですが(苦笑)。

・・・と、いつもながら時間つぶしにもならないマクラとお知らせ4つでした。

tezomeya、秋冬展示会頑張ります!
新宿での展示会、是非是非遊びにいらして頂ければと思います!

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以降、当方からのメール送信はご遠慮させていただきます。

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